【2023年10月20日(金)14:00~16:30】
タイトル
贈収賄・腐敗行為防止に関する近時の動向と規制状況
~日本と海外の最新動向を解説~
スピーカー
戸田 謙太郎
TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング 取締役
TMI総合法律事務所 パートナー弁護士
中央大学法科大学院 兼任講師(アジア・ビジネス法)
TMI総合法律事務所の経済安全保障プラクティスグループおよびESG・サステイナビリティプラクティスグループのメンバーである。日本経済新聞社の「企業が選ぶ弁護士ランキング(国際通商・経済安保分野)において9位(2022年)にランクインしている。国際通商(経済制裁、アンチ・ダンピング)、ビジネスと人権、独占禁止法・競争法、海外贈収賄規制、公益通報者保護法、グローバル・ガバナンス体制の構築など、グローバルでのコンプライアンスに関するアドバイスやフォレンジックなどの情報ガバナンスを主な取り扱い分野としており、社内コンプライアンス研修の講師なども精力的に行っている。
日時
2023年10月20日(金)14:00~16:30
内容
贈収賄・腐敗行為防止に関するコンプライアンス体制の整備は、違反した場合の制裁金の大きさや企業のレピュテーションへの影響の大きさから、企業がコンプライアンス体制の構築・整備を検討するにあたり、優先順位の高い課題となっております。
そこで、本セミナーでは、国内外の贈収賄規制の概要を解説した上で、企業に求められる贈賄防止体制や有事への対応に当たっての留意点をご解説頂きます。
1.贈収賄に関する最近の事例
① 日本での贈収賄に関する事例
② 海外での贈収賄に関する事例
2.贈賄行為における法適用
① 贈収賄に適用される法令
② ファシリテーション・ペイメント(FP)の概要と対策
3.日本の贈収賄規制の概要
① 日本で贈収賄が禁止される理由
② 日本での贈収賄に関する主な法令
③ 賄賂(贈収賄)罪の類型、刑法の罰則内容
④ 国家公務員倫理法・国家公務員倫理規程の概要
4.海外の贈収賄規制の概要
(1) 諸外国の法令(アメリカ、中国、シンガポール、マレーシア)
(2) 域外適用される外国公務員への贈収賄規制法令
① 不正競争防止法
② FCPA
③ UKBA
5.贈収賄防止体制整備の必要性
6.企業に求められる贈賄防止体制の概要
① 目標とされる贈収賄防止体制の在り方、リスク・アセスメント
② 贈賄防止規定の策定
③ 贈答、接待等及び代理店等の選定時のチェック事項の例
7.有事の対応
① 有事対応の体制やマニュアルの事前整備
② 日本版司法取引制度