TMIP&S、営業秘密持ち出し相談増加 監視システム導入呼びかけ
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ニッキンOnline 2024.02.22 14:11
TMIP&S、営業秘密持ち出し相談増加 監視システム導入呼びかけ
2023年下半期の主な営業秘密持ち出し事件
被害企業 | 概要 | 媒体 | |
7月 | 国立研究機関 | 研究データを中国企業へ流出、元主任研究員を起訴 | メール |
8月 | 航空会社 | 航空保安対策情報持ち出しの疑いで元管理職を書類送検 | USBメモリー |
9月 | 総合商社 | 自動車部品データや取引先情報を転職元から持ち出し、双日元社員逮捕 | 自宅からデータベースにアクセス |
10月 | コンタクトセンター | 顧客から受託したコールセンター業務に関する個人情報を外部に流出、元派遣社員が持ち出し | USBメモリー |
〃 | 総合容器メーカー | 製造技術を持ち出し中国企業に提供の疑いで元社員ら2人逮捕 | メール |
12月 | 医療関連情報サービス | 退職申し出から退職までの期間に営業秘密を不正に持ち出しの可能性、刑事告訴に向け準備 | 不明 |
〃 | 大手電子部品メーカー | 中国籍元社員を逮捕、車載電装機器設計データ持ち出しの疑い | HDD |
大手弁護士法人TMI総合法律事務所グループのTMIプライバシー&セキュリティーコンサルティング(TMIP&S)は、中途退職者による営業秘密持ち出しに関する相談受け付けが増加している。2022年には20件の相談が寄せられたが、23年には38件とほぼ倍増。テレワークや個人のクラウド利用などの増加が要因とみられ、金融界にも監視システムの導入や証….続きを読む
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