【2024年9月3日(火)14:00~17:00】
DX時代の企業不祥事におけるフォレンジック調査の最前線 ~フォレンジック調査の活用について、不祥事類型に応じた解説をいたします~
セミナー概要
昨今のビジネス環境におけるDX化は著しいものがあります。
以前は会社貸与PCと社内ファイルサーバが企業不祥事発生時のフォレンジック調査対象になることが一般的でしたが、現在ではテレワークの普及に伴う様々なクラウドサービスの導入や、企業が把握できていないシャドウITや個人アカウントによる無断クラウドサービスの利用、私用スマートフォン等の個人端末が利用されているケースも増えており、企業不祥事発生時のフォレンジック調査対象範囲の広まりやデータ量の増加という傾向があります。
そのため平時からの予防策の導入や、多種多様なデータに対するフォレンジック調査技術を活用することが重要になっています。
そこで本セミナーでは、大井哲也弁護士、戸田謙太郎弁護士が最近の企業不祥事の実情やその防止策について解説します。またフォレンジック・エンジニアで公認不正検査士である安島健太氏が様々なユースケースを用いて調査におけるフォレンジック調査技術の活用についても解説します。
1.企業不祥事のケース類型の傾向分析と各類型に応じたフォレンジック調査技術の活用
(1)不正検知時の初動対応と平時からの情報管理
(2)過労死・パワハラ・セクハラ事案
(3)営業機密情報漏洩事案
(4)競争法・贈収賄事案
(5)海外子会社における不正事案
2.平時におけるAIを使った不祥事検知の最新技術
(1)PC操作ログ収集
(2)メール/チャットモニタリング
(3)不正行為の発生リスク分析
3.まとめと質疑応答
開催日時
2024年9月3日(火)14:00~17:00
【本セミナーはZoomを利用して開催いたします】
登壇社
TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング 代表
TMI総合法律事務所 パートナー弁護士
クラウド、インターネット・インフラ/コンテンツ、SNS、アプリ・システム開発、アドテクノロジー、ビッグデータアナリティクス、IoT、AI、サイバーセキュリティの各産業分野における実務を専門とし、個人情報保護法に適合したDMP導入支援、企業へのサイバーアタック、情報漏えいインシデント対応、国内外におけるデータ保護規制に対応したセキュリティアセスメントに従事。セキュリティISMS認証機関公平性委員会委員長、社団法人クラウド利用促進機構(CUPA)法律アドバイザー、経済産業省の情報セキュリティに関するタスクフォース委員を歴任する。自分達のサービスがクライアントのビジネスにいかに貢献できるか、価値を提供できるかに持ちうる全神経を注ぐことを信条とする。
TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング 取締役
TMI総合法律事務所 パートナー弁護士
訴訟や不祥事対応を見据えた平時における社内の情報管理の管理体制に関するアドバイス、情報漏洩事案を含む有事におけるフォレンジック調査方法のコンサルティングや社内調査の実施に従事。長期の海外在住経験に基づく英語力を有し、クロスボーダー案件への対応を得意とする。平時・有事を問わず、クライアントファーストの精神で、クライアントの立場に寄り添いながら、どのようにすればクライアントにとって最善の結果を導くことができるかを常に考えながらアドバイスすることを信条とする。
TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング
首席フォレンジック・エンジニア
デジタルフォレンジックとeDiscoveryサービスを提供する日系ベンダーにて約12年間勤務し、第三者調査委員会対応、コンプライアンス事案における社内調査対応、米国当局調査におけるeDiscovery対応など、多くの日本企業を支援してきた。その後、国内弁護士事務所にてフォレンジックチーム立上げに携わり、第三者調査委員会や内部通報事案においてフォレンジック調査を担当した。常に高いプレッシャーのかかるフォレンジック調査の現場においても、持ち前の冷静さとポーカーフェイスを崩すことなく淡々と仕事を進め、クライアントの要求に120%の対応をすることを信条とする。