【2025年2月7日(金)13:30~16:30】
海外子会社における企業不祥事の発生時対応と再発防止
~最近の不祥事事案の傾向を踏まえた発生時対応ポイントとグループ統制~
セミナー概要
海外子会社における会計不正、役職員による取引関連の不正などの不祥事の発生は、年々クローズアップされてきております。ひとたび不祥事が発生しますと、社内外の委員会による調査、監査法人や取引所を始めとした関係各所への対応が同時並行で実施されていくこととなります。
最近発生している会計不正の事象や傾向から、発生時の対応ポイント、再発防止に向けた施策を押さえていただくことで、発生時の対応が円滑になります。また、そもそも不正を発生させないためには、グループ全体において内部統制を浸透させていくことが必要になり、特に海外子会社の統制は多くの企業において喫緊の課題になってきております。
本セミナーでは、中国、東南アジア等の海外子会社における不祥事発生時の実務上の対応のポイントと、グループにおける内部統制を中心に解説します。
講演内容
1.はじめに
(1)上場企業を中心とする不正事案
(2)子会社不正の具体例
(3)危機管理・不正対応の基本スタンス
2.不祥事の発生時の実務対応(委員会組成~調査・フォレンジック対応)
(1)不正調査の全体像
(2)最近の課徴金事例
(3)初動対応
(4)調査-調査対象
(5)調査-外部対応
(6)不正発覚後の対応スケジュール(参考事例)
(7)フォレンジック
3. 不正防止のためのグループ内部統制(海外子会社を中心に)
(1)海外子会社の管理に関する主要な法令等・制裁・法的責任
(2)海外子会社を管理していく上での問題点
(3)海外子会社を管理するための方策
(4)特にリスクの高い子会社に関する留意点
開催日時
2025年2月7日(金)13:30~16:30
登壇者
TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング 執行役員
TMI総合法律事務所 パートナー弁護士
M&A、コーポレートガバナンス、危機管理・企業不祥事対応、アプリ・システム開発、eコマース、クレジットカードを含む電子決済を用いたTo C取引等に関する法務を専門とする。不正調査、第三者委員会案件では、主に会計不正、経費不正等のガバナンスが問題となる案件に多く従事しており、フォレンジック調査案件にもワンストップで対応する。実際の不祥事案件対応での経験を踏まえ、現場で機能する実効性の高いガバナンス体制の構築を支援し、実態に即したアドバイスを行うことを信条とする。
主催
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