TMIP&Sフォレンジックの取締役で弁護士の戸田 謙太郎です。
首席フォレンジック・エンジニアの安島 健太です。
今回は、TMIP&Sフォレンジックのサービスを紹介させていただきます。
関連記事(外部リンク)
TMIP&Sフォレンジックのデジタル・フォレンジック
TMIP&Sフォレンジックでは、 フレンジック調査の方針の策定、データの保全、データの解析、解析結果の報告というフォレンジック調査の一連の作業について、ワンストップで対応することが可能です。
TMIP&Sフォレンジックならワンストップで全てを対応可能
- フォレンジック調査方針の策定
- 弁護士と共同しながら、クライアントの皆様のニーズやIT環境を聞き取り、フォレンジック調査の対象となる機器を選定していきます。
- データの保全
- フォレンジック調査の対象として選定した調査対象機器のデータの保全を行います。
データの保全にあたっては、専用のソフトウェアを使用することで、削除データの復元も可能な形で、データの保全を行います。
- データの解析
- 弁護士と共同しながら、調査方針に従って、保全したデータに必要な解析を行います。例えば、削除されたデータの復元やUSB接続履歴の調査、インターネット閲覧履歴の調査などを行うことが可能です。また、対象期間やキーワードなどで、データの絞り込みを行い人の目によるレビュー作業を行うことも可能です。
- 解析結果の報告
- フォレンジック調査の内容をまとめた調査報告書を作成し、復元、抽出したデータを納品します。クライアントに一連のフォレンジック調査内容について直接説明する報告会を実施することも可能です。
関連記事
2月5日(月)の日経新聞朝刊に、TMIP&Sフォレンジックサービスについて取り上げていただきましたので、この機会に改めてTMIP&Sフォレンジックについて記載したいと思います.……続きを読む
フォレンジック調査の事例と費用
今回は、退職した従業員による営業秘密データの持ち出しがあったとして、退職した1名の従業員についてフォレンジック調査を実施する場合の費用例を記載します。
フォレンジック調査の内容
- 退職した従業員による営業秘密データの持ち出し事案の調査
- 当該従業員1名が使用していたPC1台のフォレンジック調査
- 対象データのレビュープラットフォームホスティング期間は1ヶ月
- データに対する弁護士等のレビュー作業は含まず
調査対象・項目 | 台数・容量など | TMIP&S単価 | 費用 |
---|---|---|---|
保全PC台数 | 1台 | 10万円/PC・スマートフォン | 10万円(税別) |
保全用HDD | 1枚 | 1万円/1枚 | 1万円(税別) |
プロセスデータ量 | 10GB | 7,000円/1GB | 7万円(税別) |
ホスティングデータ量 | 10GB | 2,000円/1GB/1ヶ月 | 2万円(税別) |
レビュープラットフォームの ユーザーアカウント | 5個 | 0円 ※弊社指定のレビュー プラットフォームの場合 | 0円 |
プロジェクトマネジメント | 5時間 | 2万円/1時間 | 10万円(税別) |
合計 | 30万円(税別) |
まず、対象者1名のパソコンのデータを保全しますので、パソコン1台あたり、10万円となります。
次に、保全したデータをレビュープラットホームにプロセスをしていきますので、プロセス費用とデータベースでのホスティング費用が発生します。
また、プロジェクトマネジメント費用として、データベースで、キーワード検索 などのデータの絞り込みなどを行うための費用が、作業時間分発生します。
大体1ヶ月 で調査が終わるとして、ホスティングも1ヶ月とすると、30万円ほどの費用が発生していきます。
この30万円に、別途、弁護士費用やレビューアーの方がデータをレビューする費用が発生します。
TMIP&Sフォレンジックでフォレンジック調査をするメリット
TMIP&Sフォレンジックの強みは、フォレンジック調査において、弁護士とフォレンジック・エンエンジニアの共同チームを組んで対応しているという点にあります。
そのため、TMIP&Sフォレンジックでは、フォレンジック調査の方針の策定にあたって、弁護士とフォレンジック・エンジニアがそれぞれの観点からクライアントの皆様のニーズや IT機器環境を聞き取り、ゴールを見据えてフォレンジック調査の対象となる機器を選定します。
また、データ解析の際には、不正調査の実務経験が豊富な弁護士とフォレンジック・エンジニアが協働することにより、フォレンジック調査によって見つかった証拠データから、さらなる証拠データを見つけるためのアイデアを提供するなど、より効率的な調査の実施が可能となります。
レビュー作業においても事案の内容に応じて、弁護士レビューアーと非弁護士レビューアーを、適宜アサインすることで適切な予算で必要な調査が可能になります。
関連記事
皆さんは「デジタル・フォレンジック」という言葉を聞いたことがありますでしょうか….続きを読む
以上がTMIP&Sフォレンジックのサービス概要になります。より詳細なサービス内容や費用のお問い合わせは、下記のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング 取締役
TMI総合法律事務所 パートナー弁護士
訴訟や不祥事対応を見据えた平時における社内の情報管理の管理体制に関するアドバイス、情報漏洩事案を含む有事におけるフォレンジック調査方法のコンサルティングや社内調査の実施に従事。長期の海外在住経験に基づく英語力を有し、クロスボーダー案件への対応を得意とする。平時・有事を問わず、クライアントファーストの精神で、クライアントの立場に寄り添いながら、どのようにすればクライアントにとって最善の結果を導くことができるかを常に考えながらアドバイスすることを信条とする。
TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング
首席フォレンジック・エンジニア
デジタルフォレンジックとeDiscoveryサービスを提供する日系ベンダーにて約12年間勤務し、第三者調査委員会対応、コンプライアンス事案における社内調査対応、米国当局調査におけるeDiscovery対応など、多くの日本企業を支援してきた。その後、国内弁護士事務所にてフォレンジックチーム立上げに携わり、第三者調査委員会や内部通報事案においてフォレンジック調査を担当した。常に高いプレッシャーのかかるフォレンジック調査の現場においても、持ち前の冷静さとポーカーフェイスを崩すことなく淡々と仕事を進め、クライアントの要求に120%の対応をすることを信条とする。