長期休暇前に行うべきセキュリティ対策・体制整備と企業が負う法的責任
掲載紙面
UNITIS 2023/12/19
https://unitis.jp/articles/8049/
企業においては、長期休暇前にどのようなセキュリティ対策を確認しておけばよいですか。また、万が一、長期休暇期間中にセキュリティインシデントが発生した場合に備え、どのような対策をとっておくべきでしょうか。
長期休暇前には、バックアップやアクセス制御、ソフトウェアの脆弱性対策を中心としたセキュリティ対策を行うことが考えられます。
また、平時からセキュリティインシデントが発生した場合の対応手順・連絡体制について社内で議論し、マニュアルにまとめて周知しておくことが重要です。特に、長期休暇期間中は、担当役員等の関係者と連絡がつかないことも懸念されるため、適切な情報展開を行えるような仕組み作りも検討しておくべきです。……続きを読む
登場
那須 勇太
TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング 執行役員
TMI総合法律事務所 パートナー弁護士
インターネット、アプリ・システム開発のトラブル、また、セキュリティインシデント有事対応に関する法務を専門とし、特に、これらのトラブルが訴訟も含めて紛争化した場合の対応業務を数多く取扱う。また、これらの有事対応の経験に基づきアセスメントを行った上でのサイバーセキュリティ体制構築支援業務にも従事する。