2025年2月6日 14:00~15:30
Digital Trust Webinar:Cybersecurity ~プロダクトセキュリティへの対応~
サイバー攻撃などのリスクが年々拡大する中、企業のデジタル製品やサービスも脅威に晒(さら)されています。国際的に規制が検討され、利用者側のセキュリティ要件が厳しくなっており、対応が不十分な場合は法的責任やビジネスリスクが生じます。本ウェビナーでは、これらの課題に対する適切な対応について、実務家や専門家を交えて議論を行います。
セミナー概要
IoT機器など企業が提供する製品がインターネット接続機能を有することになったことで、企業はそれらの製品を介してさまざまな付加価値を提供できるようになった反面、それらデジタル要素を有する製品に対するサイバー攻撃も同様に増加し深刻化しています。また、IoT機器に代表される物理的な製品のみならず、企業がインターネットを介して提供するサービス(SaaSなど)も同様にサイバー攻撃の標的となり、それらの製品やサービスが利用組織の業務プロセスの要となっている場合には、莫大(ばくだい)な損害をもたらす可能性を有しています。
また、法的な側面から捉えれば、自社が提供する製品やサービスにセキュリティ上の脆弱(ぜいじゃく)性等があり、それにより利用企業などの第三者に損害が生じた場合、提供元は国内または外国の法律に基づき、民事責任を問われる可能性があります。
今回のDigital Trust Webinarでは、上記の課題対応を踏まえ、製品やサービスのセキュリティに関して最前線で業務を担当する方に加えて、これらのリスク対応について法的側面において対応されている弁護士を交えて、平時および有事における実務上の留意点などについて議論を行います。
開催日時
2025年2月6日 14:00~15:30
登壇
TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング株式会社 取締役
TMI総合法律事務所 パートナー弁護士
サイバーセキュリティ、データ利活用、ドメイン保護、eコマース、AI、IoT、プラットフォーム・アプリ・システム開発、ソフトウェアライセンスの法務を専門とし、内閣サイバーセキュリティセンターのサイバーセキュリティ関連法令タスクフォース、経済産業省大臣官房臨時専門アドバイザー、陸上自衛隊通信学校非常勤講師、情報処理安全確保支援士会理事を歴任する。解決困難な案件や厳しい状況下でのタスクも常に笑顔を絶やさず、前向きにチームをリードし、案件の解決に粘り強く導くことを信条とする。
明尾 洋一 氏
サイボウズ株式会社 セキュリティ室 室長
京都府京都市生まれ。2001年サイボウズ株式会社開発本部に品質保証担当として入社。2008年品質保証部長として自社製品のセキュリティを担当する。2017年社内セキュリティ強化のため、セキュリティ室を設置。2021年に自社サービスを ISMAPクラウドサービスリストに登録を完了し、2023年に海外向けサービスの SOC2 Type2保証書の受領をする。一般社団法人ソフトウェア協会サイバーセキュリティ委員会の副委員長。
中野 学 氏
パナソニックホールディングス株式会社 技術部門 テクノロジー本部 製品セキュリティセンター 製品セキュリティグローバル戦略部 部長
2016年まで(独)情報処理推進機構において家電や自動車、医療機器等の組み込みデバイスを中心としたセキュリティ調査・普及啓発活動に従事。2016年にパナソニックホールディングス(株)に転職。担当は国内外の製品セキュリティ強化に向けた課題解決、方針策定等。脅威情報を収集し活用する、ASTIRAプロジェクトも推進中。Panasonic-PSIRTリーダー。
杉山 一郎
EY新日本有限責任監査法人 Forensics事業部 プリンシパル
EY Japan Forensicsにてサイバーインシデント対応、eDiscovery対応、インフォメーションガバナンスなどを主な取り扱い分野とするフォレンジックテクノロジーの責任者を務める。デジタルフォレンジックの分野において15年以上の業務経験を持ち、NPOデジタル・フォレンジック研究会の『証拠保全ガイドライン』に初版から携わるなど、デジタルフォレンジックの啓発活動に積極的に関与している。主な著書『サイバーセキュリティ対応の企業実務』(中央経済社、2023年)。
主催
EY新日本有限責任監査法人
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