【2024年12月18日(水)10:00~12:00】
システム・アプリ開発とITサービスのマネジメントにおける法務担当者の心得
開催日時
2024年12月18日(水)10:00~12:00
セミナー概要
近年、クラウド型システムやSaaSの普及により企業における業務のDX化が進んでおりますが、それに伴うトラブルも急増しています。また、システム・ITに関する紛争は高額化することも多く、一度紛争になった場合には企業に多大な損害を与えることもあります。このような損害が生じてしまう背景としては、多くの企業でこれらの業務の中心を担うのはIT部門であり、法務部門が事前に適切にリスクを把握し、対策を行うことが難しいこと、また、法務部門としてどこまで関与できるのか、又はすべきなのかといった判断が難しいことがあります。
本セミナーでは、応用情報技術者の資格を取得し、システム開発紛争にも多数関与している講師が、このような状況を踏まえ、企業の法務部門として押さえておくべきシステム・アプリ開発の実務について解説するとともに、法務部門としてはどのような形で関わり、リスクを低減させるためのマネジメントをしていくべきかという点についても併せて解説します。
1.はじめに
(1) システム案件の失敗とは?
(2) なぜ損害が高額化するのか?
(3) 紛争化したので法務へ、では大体手遅れ
(4) 損害の回避のための第一歩はリスクの把握
〜本セミナーの狙い〜
2.法務部門とシステム・アプリ開発・ITサービスの関わり
(1) 企業活動におけるシステム・アプリ及びITサービスの位置付け
(2) 「法務部門の役割=契約書のレビュー」ではない!
(3) システム・アプリ開発の各プロセスにおける法務部門の役割とは?
〜共通フレームを参照しながら〜
3.ビジネスとしてのシステム・アプリ開発及びITサービス
(1) IT業界の各プレイヤーとその立ち位置・収益構造
(2) 契約形態及び権利関係の理解
(3) 企業内におけるプレイヤーと利害関係の把握
4.システム・アプリ開発トラブルの原因と対策
5.システム開発契約条項の重要ポイント
6.質疑応答
登壇者
篠原 一生
TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング株式会社 執行役員
TMI総合法律事務所 弁護士
M&A、コーポレートガバナンス、IPOに向けた内部統制支援、危機管理、アプリ・システム開発、eコマース、クレジットカードを含む電子決済を用いたTo C取引等に関する法務を専門とし、IT関連企業が当事者となるM&A案件、会計不正・従業員による横領、背任・情報漏洩等の不祥事発生時におけるフォレンジックを用いた不正調査案件、システム・アプリ開発紛争案件に従事。鋼のメンタルを持ち前として、多量のタスクの処理を迅速に行うことを要する案件においても、常に冷静に対応を行うことを信条とする。
主催
一般社団法人 企業研究会
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